目の使い方 優しくなるのをカラダの反応から紐解く
前回の眼の使い方についてはこちらから。
今回はその続きです。
最後の方に書いたことで
目の使い方がわかってくると
気持ちが優しくなる。
ということを書きました。
今回はその理由について書いていきます。
1.目が緩むと起きるカラダの反応とは?
目が緩むと起きるカラダの反応として
目が緩むと首の位置が整うということがおきます。
(なぜ起きるのかは前回の記事を参照してください。)
首の位置が整うことで起きるのが首の筋肉の緊張が緩むということが起きます。
首の緊張が緩むことで起きるのが、
首から中経筋膜という膜で繋がっている心膜が緩みます。
首の筋肉は心臓まで繋がっているんです!
この心臓を包む膜の心膜が緩むことで
心臓の負担が減ります。
2.怒っている時に起きる反応とは?
怒っている時を想像してほしいのですが、
怒っている時って
・息が上がったり
・ドキドキしたり
しませんか?
それは交感神経が優位になることで起きる反応と
もう一つの理由として目と心臓の繋がりがあるから起きていると考えられます。
怒る時は目に力が入りやすいです。
すると目が緊張する。
↓
首が緊張する。
↓
心臓が圧迫される。
という流れがおきます。
怒っている人や怒りやすい人は目つきが変わってきます。
その他の特徴としては
黒目で見る意識が強く、首に負担がかかる。⇒首や肩が凝りやすい。
もう一つ、姿勢は前かがみになることが多いです。
理学療法士として仕事をしていると
面白いほどに共通していることがわかってきます。
例えば昔からよく怒っていたという方は前かがみの姿勢の場合が多いです。
きっと怒ることで心膜が圧迫されて重くなり、前に重心が変化するということも
要因の一つとしてあると考えています。
良い姿勢になるためには怒らないことも必要なのかもしれません♪
3.タオの教えの一つ、笑うことの意味
タオでは、笑うことで心臓(心膜)が解放されるとされています。
それは顎が緩むからであり、もう一つは目が緩むからです。
笑っている時ってココロが軽くなる時ありませんか?
怒っていた時からふとしたことで笑うと
胸がふわっと軽くなって、悩んでいたことがなんだったのか。と思うことが
私はよくあります。
笑うことでいろいろな物事が解消されることも多いです。
4.目の使い方を変えることで起きることは?
目の使い方を変えることで
心臓の負担が減る。
↓
心臓が楽になる
↓
本能として生命として安心する
↓
優しくなれる
ということがおきます。
人は生命として安心や安定している時は余裕が出るものです。
喧嘩する時はお腹が減っている時が多いですし、そういったものも空腹が
生命にとって危機だと感じることが多いため、余裕がなくなり怒るという反応が
でてきます。
とはいってもこれは一つの過程でありすべてではありません。
その他にも視神経の繋がりである蝶形骨との関係。
目と膝の関係、収縮と拡散の法則。
目と心理面の繋がりなど様々な繋がりがあるのが眼です。
生きている限りずっと付き合うカラダだからこそ、
使い方をしっかり覚えて快適に生きていきましょう♪